SNKRS LIFE

スニーカーとシュプリームを通したアパレルの話。元国内外セレクトショップバイヤー、ラグジュアリーブランドMD等アパレル業界に固執していた人間が業界を離れ、俯瞰で業界を見てみようかな~と思って書くTwitterみたいなblog

ファッションは今の匂い

以前からShopifyを仕事で使っている身としては海外はShopifyなのに、日本だけ違うのが気になっていたが、ついにテコ入れ。

Shopifyにはプレミアムプランのほか、ビジネスもあるので海外サイトと紐づければ運営は楽ですね。

ファッションビジネスも難しい世の中。

 

ファッションとはなんだろうと考えると、私は今の匂いだと思う。

この匂いは環境にもより人それぞれかもしれないが、匂いの方向性は大きくは変わらないと思う。

昔、Paris在住時代に近所にコレットがあり、サラとも何度か話したことがある。やはり彼女はカルチャー(文化)では?と言って、お店も洋服屋ではなく、カルチャーショップにしていた。すごく良いお店だった。

今、これから、メンズファッションはよりカジュアルになる。スウェットをカジュアルと一括りにするのは難しいが、ラグジュアリーブランドも流れにのる。そうなった時、差別化する方法はブランドロゴを前に出すしかない。結局、売る物は誰でもわかるアイテム。

 

たぶん、ラフシモンズはそんな時代が嫌でシグネチャーラインをクローズすると思う。ラフシモンズは99年から付き合いがあり、バイヤー時代はずっとオーダーもしていた。彼の考えは時代の1年先を見ることができるので、このタイミングで退いたのだと思う。

ファッションはカルチャーだとしたら終わることはないとは思うが、、、つまらなく単純かしてしまっている。しかし理解はしないといけない。

理解することが匂いを嗅ぎ分けることだと思う。

色々あるが、

なんて楽しい世界なんだろ

ある作家の言葉だけで、地方を離れ、東京さらにParisに行くなんて思ってもいなかった。

それだけファッションは面白い。楽しい。だから戻りたい。

最後に開高健のその名句を。自分に。

 

総じて人生は短い

だから、

 

「ランプの消えぬまに生を楽しめよ」

アルトゥーラ シュニッツラー

 

やりたいことやりなさい

後悔しなさんな

やりたいことやりなさい

グラスの縁に唇つけたら、とことん一滴残さず飲み尽くしてしまいなさい。

後で戻ってきても、滴は残ってない。

だから、今、飲みほしてしまいなさい。

開高健