SNKRS LIFE

スニーカーとシュプリームを通したアパレルの話。元国内外セレクトショップバイヤー、ラグジュアリーブランドMD等アパレル業界に固執していた人間が業界を離れ、俯瞰で業界を見てみようかな~と思って書くTwitterみたいなblog

JUST DROP " NIKE AIR FORCE 1 SILVER SNAKE " と 今年のアパレル経済

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書こうか迷いましたが、書こうかなと。。。

ネガティヴなので読みたくない人はスルーしてほしい。

 

2001年に発売され、当時黒蛇と言われたモデルがSNKRSでjust drop

午前中、supremeでsaleがあり何とも言えないアイテムで未だどうしようか迷っている。売れ行きは見た感じ良くはない。

今回のAIR FORCE 1も迷った。

最終的にやめる決断をするほど、残っていた。気にはなっていたので見ていましたが、22分にはキャンセルが相次ぎ、フルサイズリストック。29分にサイトから落としておしまい。

二次流通できなければ売れない世の中。

supremeでさえも同じ現象。

アパレル業界では身売りを考えているところが多く、個人的にはその思考自体すでに遅いと思う。もう間に合わない。

 

 

昨年末、

とあるブランドのデザイナー達とzoomで忘年会をおこなった。

すでに、疲れきっていてデザインどころではない状態と話す。どんなデザインをしても、どんなに工場に無理を言って作っても売れないという。そして、今、なんとしても売りたいのは会社だという。

今、アパレルは必死にサスティナビリティを叫んでいるが、何の触手も動かない。ナイキやアディダスも叫んでいるが、フックにはなっていないし、消費者はゴミを履くのかという意見も聞く、、、正直な感想だ。洋服ならなおさらだ。

そもそも、リサイクルは今までもされていたからだ。言ってなかっただけだ。

 

 

今年、大きく日本のアパレル状況は変わると思う。

どう変わるかはわからないが、大きく変わるであろう。

日本のアパレルは後10年が限界かもしれない。

コロナがあけてもアパレル経済は、数十年は今がベースになるだろう。そして若年層が少ないのが大きな要因になるだろう。

 

そして "欲しい”と”買える”は別だからだ。"欲しくても"、"買えない"のが現状。もっと衣料雑貨は”買えなくなる”人は増える。所得が減ってきたからだ。衣料雑貨は最初に削られる。これはどうしようもない。この連鎖は、さらに加速度を増すだろう。

 

 

私としては、

これからも洋服は買い続けるが、

今の状況は、眠い